双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学14日目 ユウレイチェン教授

今朝も7時半からレクチャーだ。今日は2人の台湾のレジデントが行う。クラニオシノストーシスとクレフトケースの2jawの論文。(クラニオシノストーシスの方は8割くらいわかった。2jawの方は途中から情報量過多で撃沈)

台湾の医者のシステムは2年研修医のあとに、形成外科になるのにその後6年かかる。最初の2年は様々な外科を周り、その後の4年で形成外科をまわる。形成外科は各学年に4人ずついるとのことだ。レジデントというと研修医みたいだが全く別。知識も読んでる論文数も圧倒的に彼らの方が上だろう。いたってみんなフランクで親切。(英語は言わすもがな)

さてオペ室へ。今日はなんとユウレイチェン先生が主治医になっているオペが!!2019年のチャングンフォーラムで、記念に写真を撮って頂いたのをめちゃめちゃ覚えている(もちろん向こうは覚えていない、笑) と言っても、ユウレイチェン先生はすでにメスを置かれており、基本的には外来だけである。なので、執刀医はワン先生だった。ワン先生はリン先生のやり方を踏襲しておられるようで、ジョウ先生とはまたちがう切り方だ。にしても速い。8人ほどいるオーベンたちのうち、3人は女医さんである。バリバリである。(台湾の女医さん事情も知りたいところだが、英語がネック…。) 手術のポイントとなるところで、丁寧に説明してくださる。

時折ユウレイチェン先生が現れる。チェン先生が手術計画について丁寧に説明してくださった。そのまま、ちょっとレクチャーするよとのことで、ラップトップを持ってきてくださり、いろんなスライドを見せながら講義してくださった。そして、とても説明がわかりやすい。さすがレジェンド。そしてレジェンドの血はどう考えてもその下の先生たちにしっかり受け継がれている。

ワン先生も手術後のランチ中に、チューイと頭蓋骨を持っていってあーだこーだ質問すると、丁寧に答えてくださった。

15時過ぎにフィニッシュ。そのあとはオペレコカキカキ。夜はリンコウへ。今日はたまたま通りすがった日本式のラーメン屋へ。これはうまい!あたり!!1000円ちょいする。僕にとっては贅沢品なので頻繁にはこれないが、この豚骨醤油はうまい!!また来るねと店員に言った。

カーフーでパンとお茶を買う(コンビニよりやはりスーパーは安い)

バスで寮にもどる。すると、名札を忘れた…入れない。寮の施錠はカード式なのだ。そこへチンと音が鳴り、エレベーターがとまった。神現る?と思ったらなんと女の子だ…女の子は寮全体の入り口は同じだがその先で別れている。とりあえず寮の入り口はこえた。女の子は左側へ消えていった。でわどうやって次の入り口をあけるか…ジェアとドューイにラインをする。デューイがすぐに気づいてあけてくれた。

友達はどこに行っても大事だと改めて。

 

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