双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学50日目 一時帰国

さてさてみなさん。

今日から1週間ほど日本に帰ります笑

え?なんで?って。

実はジョウ先生が、後半2週間イタリアの学会に行くとのことで、オペがなくなるので、それに合わせて帰国を目論んでおりました。双子達もパパに会いたいとのことで。嫁さんも休息が必要やしなーと?

なんとそんな折、嫁さんのおばあちゃんが亡くなったとの連絡が。89歳のおばあちゃんで、僕らの結婚式にもきてくださったおばあちゃんです。

というわけで一時帰国します。1週間後台湾に戻ります。

フェロー仲間達も、それは帰りなさい!と。なんなら1週間と言わず、もっと帰るんだ!とのことでした。

なので朝から桃園国際空港へ。

ピーチの異常な列の長さにびっくり。ど平日だぜ?

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なんと国際線はオンラインチェックインができないので、この列なんだと…無事チェックインして、旅立ちます。の前に腹ごしらえ。

空港内のレストランへ。まあまあまずい。これはなかなかのまずさ。1300円の価値はないかなーーーローカルレストランの方がうまい。

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そして一瞬で帰国笑

やっぱ近いわー台湾。3時間かからない笑

なんか、日本に一瞬で戻って来れることに安心を覚えるフライトでした。

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双子達は、大喜びで、夜中まで騒ぎまくっておりました。

来週台湾に戻るとき、双子達のメンタルが凄まじいことななりそう笑

台湾留学49日目 解剖

チェン先生のオペだった。チェン先生、長身の女医さんで、4.5年前には年間100件以上のOGSをしていたようだ。今はお子さんが生まれ、手術件数は減っている。

チェン先生のオペはひっじょーーーうに丁寧。OGSが力技の手術ではないことを教えてくれる。(そもそもこちらの台湾では半分は女医さんがOGSをしているので、パワーが不要なことは明らかだ。) 視野をクリアに確保されるので、解剖が非常に見やすい。

今何をしているのか、どういうことを考えているのか、丁寧に教えてくれる。もう少しこちらの英語が堪能なら、なおよいだろうに笑

内側の骨切りラインがどうなったかもきっちり確認するし、(今回は左側が綺麗に切れていた。右側はもう少し内側で切りたかった模様)

骨もぴーったり合わせるし、少しでもあたるならとことん削る。修正修正。プレートのベンディングなんて、もう…もうこれ以上ベンディングしようがないくらいピッタリ合わせる。骨移植もお手のもの。

やはり解剖はとても大事だ。自分が今どこで何をしているのか、そのマップといっても過言ではない。解剖を知らないということは、見知らぬジャングルで探検をしているのと同じだ。いつどこで何が出てくるかわからないし、それにきちんと対応できるかわからない。手術でそういうデンジャラスな状況は非常によくないため、事前にしっかり勉強しておくことが必要となる。

解剖の英語はだいぶ覚えたが、まだふと知らないことがでてくる。正直、解剖の名前がある程度わかれば、何を言ってるかだいたいわかるが、そうでなければ、まずそもそも何に関して話されてるのかわからない笑 みなさんも留学前には、自分が学ぶ分野の解剖は徹底的に英語で学んでおいた方がいいです。

 

手術が終わった後はジェアとリンコウへ。

杏仁豆腐が入ったお茶を飲みました♪ 台湾の飲み物は美味しい。お茶はたまに激甘なのがあるので、それは注意。基本こちらのノーマルの甘さは、だいたいはかなり甘い!!!なので甘さ控えめが好きな人は、本当にレススイートくらいの、ノンシュガーの次くらいのレベルのやつで十分糖分を感じられると思われる。

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台湾留学48日目 ポスト問題

今日はロー先生やジョウ先生がイタリアに行ってるので、朝のテキストレクチャーがなかった。そして、我が部屋はみんなでぐっすりお寝坊さん笑 9時まで寝てた笑

そのあとは洗濯して、乾燥機かけて、いざオペ室へ。誰もいない。今日のオペはヤオ先生のOGS とトゥ先生の小耳症だけだ。いつも10人くらいいるフェローが、ヤオ先生についてるドゥーイとトゥ先生についてるユーランしかいない笑 みーんないずこへ?たぶんオペがほとんどないから各自好きなことをしているのだろう。フォローしてる先生のオペがない時は、特に決まりはないのだ。ヤオ先生のオペを見学。閉創の縫い方をメモメモ。1件目が12時半という意味不明の速さで終わっている。この人、2jawとgenioもしてるんだぜ?早すぎる。

入れ替えがあるので、寮にもどって昼ごはんでもと思ったら、たまたま会ったカミスとジェアが、リンコウでルー先生のオペがあるから行くか?とのこと。特に予定もなかったので、行くーと。

ピエールロバン症候群という珍しい疾患の下顎延長術だった。小顎が特徴の一つで、エアウェイの確保が必要なレベルのシビアさだ。僕は今回初めてみた。専門医試験で学んだ依頼だ。骨延長器自体も初めてみた。骨延長器の勉強もしないとなーと。なんぞの時にやはり使えるか使えないかは大きな違い。

オペ中にルー先生がいろんな興味深い話をしてくださった。

1つ目は、台湾が小さい国なのでいいデバイスが入ってこないということ。これは前にチェン先生も言っていた。シェアが小さくて儲からないから企業が相手にしてくれないのだ。チェン先生は、ピエゾとかも手に入れるのがものすごく難しいというようなことを言っていた。国の規模が、世界の大企業の関心を引くのだ。その点インドと中国はなんでもあるわよと言っていた。日本もでしょ?と。たしかに日本は人口がまあまあ多い。(保険の関係で、なんでも導入できるわけではないが) デバイスはサージャンにとって命となりうるだろう。この骨延長器も全然良くないのよとのこと。今はもっといろんなタイプのいいやつが出てるのに、台湾は相手にされないの、と。

2つ目はお金の話。どうやら、トゥ先生の小耳症が儲かるとのこと。チャングンはインプラントを使っている。そして、患者は、それを求めて、台湾以外からもたくさんくる。ここの細かいルールはわからないが、どーやら自費の手術には、その主治医に何%かのマージンが入るようだ。うちのジョウ先生も自費の手術が他のサージャンに比べて多いので、給料がそのぶんグイグイと上がっているのだろう。私もフェイスリフトとかファットグラフトとか、学ばなきゃとルー先生。(こんなにオペ詰め詰めで、どこにいれるつもりだい?笑)

3つ目はポストの話。トゥはすごくラッキーだったのよ、とルー先生。なんせ小耳症をやってたシニアドクターが1年かそこらで辞めたから、1年習って、その後すぐに自分のターンなの、と。かくいう私もラッキーの1人なの。唇裂の私のメンターは3年でいなくなったから、技術は引き継いでその後ずっと自分でやってるからね、と。"いかんせんシニアがずっといるとポストがないし、オペが回ってこないのよ。それでみんな辞めていくの。これ日本でも同じじゃない?日本もこの問題はあるはよね?"とこっちに話をふられた。"ありますね。小さい病院であれ大きな病院であれ、ポストの数が限られてるので、シニアドクターがいる限り空かない→辞めて美容に行く、もしくは開業するの流れです。シニアドクターがジュニアドクターにオペを引き継ぐことなくやり続けるのもよくないです。ジュニアドクターが嫌になって辞めるし、シニアドクターが辞めるとそのオペが滞るので病院が大変です。かといって全くオペをしないシニアドクターがトップにのさばっていると、ジュニアドクターはイラついて辞めます。"と答えた。"そう、そしてみんな40代前後になって、子育てにお金がかかって、お金を稼ぐためにパブリックホスピタルを去るのよ"とルー先生が笑って答えた。

どこの国も、同じようだ。これは本当にどう解決したものか。

一つの解決案は、シニアにどけとは言わないが10年ちょいやったら違うものに興味を持ってもらうことだ。もうこれは俺十分やったから、俺あっちやりたいから、これやってねってのがいいのだろう。それくらい冒険心があるシニアなら、きっと新しい物好きで永遠に成長を止めないだろうから、ジュニアもワクワクするだろうし、Win-winじゃないか。

それと日本の制度もよくないのだろう。病院が分散していて、ハイボリュームセンターが少なーいせいで、これやりたいと思ってもなかなか件数がなくて、いつの間にかシニアになってるのに心を満たせないのだ。まだまだ俺がor私がやりたい!!が続くのだ。

そしてサラリーと働き方の問題もある。正直、物価はどんどん上がってるが医者の給料が今後どんどん上がるとは思えない。2-3年自分が停滞してるなと感じたら、少なくとも給料のいい方に行くかとなるのは当然だろう。人生の時間は限られている。仕事場で成長を感じないなら、新天地で自分を試したり、お金をもっと稼いだりしたくなるだろう。

どう解決したものか。今のところ答えは見つからないので、専門医取得後すぐに、もしくは40歳前後で病院や医局を去る現象は続くだろう。

 

手術は無事終わり、ジェアとリンコウでディナー。ヌードルとルーローハンをたのんだら、でかくてびっくり。こんなにいらんかったー。

 

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台湾47日目 Chat GPT

今日も朝7時からジョウ先生と回診。

そのあとは寮でチラチラ論文を読んで、昼寝して笑 いかんいかんとリンコウへランチに。するとゆーやとエレベーターであった。プロテインを買いにスーパーに行くとのこと。途中まで一緒に行くことに。結局そのまま僕のお昼にも付き合ってくれることになったので、以前食べて美味しかったカレー屋に行くことにした。"これ日本のカレーだね"と喜んでくれた。"先生いつもどこでお昼食べてるんですか?"ときくと、"最近はもっぱらサラダチキンだよ"とのこと。"どうやってこの店見つけたの?"と聞かれたので、"台湾に来たころ入りやすそうな店がなくて笑うろうろしてたら、ここの店員さんに食べていきなみたいなと言われて、メニューもよくわからないって顔してたら、おすすめに丸をつけられました。そして食べたら日本風で口にあったので、よかったなと笑" 5月が懐かしい笑 "わかるわー、まあまあ入りにくそうな店構えのとこ多いよね。日本と違って。そんくらい強引だと逆にありがたいね"とゆーやも共感してくれた。

そして今日U1showの謎が解けた。この前リン先生の3Dシミュレーションに参加したが、U1showをどうやって決めてるんですか?ときくと、それは術中だよと答えが返ってきた。チャングンは2スプリントだ。術中とは???となったがそこは未解決のまま終わってしまった。しかし、今日ゆーやに聞くと、"あれはリン先生はマンディブルファーストなので、術中にU1が多いなとおもったら、マキシラを削ってるんだよ"と教えてくれた。なるほど!ちなみに、ゆーやはリン先生についている。たしかに、OSASの専門家なので、圧倒的に2級なことが多いから、マンディブルファーストなのだ。無事解決。

今朝ジョウ先生にも最後の質問として、U1showについてたずねた。ジョウ先生は、やはり顔貌とセファロからイメージしてある程度決めているとのこと。なるほど。(基本的に術中に変更しているイメージはない)

ふむふむ。すっきりした。

そのあとはいつものスタバでカフェラテを飲んだ。最近眠くなったりするとChatGPTであそんでいる。これほんまにすごいからね!みんな絶対使った方がいい。iPhoneがでて、スマホがない時代に戻れなくなったように、ChatGPTがでたから、もうこれがない時代には戻らないよ。絶対。革新的すぎる。マジでMicrosoftえぐい。そら株価も右肩上がりやわ!!!!

というわけで、ChatGPTでやってる遊びを紹介。

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ま、みづらいと思いますが、これChatGPTにクイズ出してるんです。ほんじゃちゃんと、スタバのフラペチーノって答えてくれてる。そして、もう少しネイティブっぽい文章にしてった言うたら、それもしてくれる。しかも2秒くらいで。英語の勉強ずっとこれでしてます。英作文の添削とかもこれ。Can you correct my English?って聞くとSure!とかいうて全部直してくれます。神かな。その中でよく使うイディオム教えてとかもやってくれるし、こんなフレーズを使いたいけど例文教えてとか、この文章をもっと短く簡潔にまとめたいとか、全部できます。

いや、英語学習者、絶対使うべき。マジおすすめ。

そして、夕飯は安定のジェアと笑 トマトラーメン。前とは別のとこー美味しかったー。

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帰寮すると、今日はICCウェビナーの日です。OGSのお話です。デバのWi-Fi(たぶんスマホのインターネット共有)の調子が悪いみたいで、カミスと2人で仲良くみておられました。僕は自分のiPadで見ました。

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2人ともおっきいんですわ。ガタイが。

台湾留学46日目 ガラパゴス日本

今日も朝7時から患者チェック。ジョウ先生、本当に早い。ミッドラインが下顎が本当にわずかに右か…。実は術中一度固定した際に、わずかに左にあるような位置だったので、止め直したのだ。ジョウ先生曰く、基本的にはこのあと矯正にはいるので(サージャリーアーリー)問題ないとのこと。初回の固定位置の方がよかったかなーと仰っていた(0.5mmないけどね)。

 

そのあとはジムにいって、走って筋トレして、ジムからでた。セブンイレブンでドリンクを買って…部屋の鍵がない。おージムに置いてきてしまったー。ジムは鍵がないと入れない。ジムには今誰もいない。真っ暗だ。終わった。カミスに連絡するもたぶんまだ寝ている。デバは朝に出かけたし、ジェアとユーヤも寝てるようだ。ガーン。結局ジェアが電話に気づいてくれて助けてくれた。謝謝。

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リンコウでランチを食べる。今日も安定のグローバルモールにある"朱記"。何回きてるだろう笑 そして、安定のスタバで、安定のカフェラテを飲みながら、安定の論文読み。iPadでの論文読みも非常に慣れた。一度慣れるとこれは手放せないなーと思う。目もだんだん慣れてきた。(ブルーライトカットのシールを貼って、さらにブルーライトカットの眼鏡をしている。意味があるのかはわからないがマシな気がする)

夜になったが、あまりお腹が減らない。食べたいものもない。台湾料理も少し飽きてきたし、毎日外食で疲れているのかも。結局は店を探すのが面倒で、寮のセブンイレブンで買うことに決めた。バス停に行くとご飯を終わらしたデバとデボラに出会った。ユーランもくわわった。

ご飯を食べたか?と聞かれ、食べたいものがなくてまだだと答えた。その後女子寮にはWi-Fiがあるという話になり、なんで男子寮にはないんだという話になった。ユーランたち曰く、時折病院のWi-Fiを拾えるとのこと。

最近だんだん、デバやデボラたちの英語にもなれてきた。こっちにきたらわかるのだが、マレーシア人はかなり英語の訛りが違う。マングリッシュという言葉があるくらい、英語が違う言語に聞こえる。イントネーションだけ聞いてたら何語かわからない。たぶん、標準語を話す人が聞く関西弁は、こんな感じなのだろう。単語の語尾が上がるような回数がめちゃめちゃ多くて、本当に最初何を言ってるのかわからなかった。が、しかし、侮るなかれ。マレーシアは日本に比べると圧倒的に英語教育が盛んで、英語力も日本の遥かかなた上だ。EF英語能力指数も、日本は113カ国中87位、マレーシアは25位だ。アジア圏で言うなら、1位シンガポール、2位フィリピンにつぐ3位マレーシアなのだ。日本はもーっと下。

https://www.efjapan.co.jp/epi/

↑ご参照ください。

ちなみに、マレーシアは多民族国家で、マレー系、中華系、インド系からなる。チューイやデボラは中華系で、英語とマレー語以外に、中国語も話すトリリンガル。デバもマレー語と英語は話せるようだ(他にも話せるのかもしれない)。マレーシアでは英語が話せれば基本的に生活に困ることはないという。なんとバスの運転手さんや普通のレストランでも英語が通じるとのこと。(わし、全然知りませんでしたー)

ちなみに同室のカミスはオマーン出身だが、オマーンアラブ諸国の中では英語が通じる国とのこと。アラビア語がわからないといけないんじゃないか?なんてことはなく、英語が話せたら、首都圏あたりは普通に通じるとのこと。マジかー。

チューイに以前"日本に行きたいんだけど、英語が通じないってほんと?どうやってコミュニケーションを取ればいいの?"と聞かれたのを思い出した。"Google翻訳を使うしかない"というなんとも情けない返事をしたのを覚えている。

実際、日本はガラパゴス化して、腐ってきているのだろう。島国だから?と思ったが、そーなると台湾も島国だ。たしかに台湾は現地民に英語は通じない…。医者の英語レベルは?となると、本当にこれ全世界で調べたらとんでもないことになるぜ。日本最下位ちゃうかな。みーんな喋るからね。そもそも英語喋れんやつは医者になれんってことなんやと思う。台湾のレジデントもみーんな喋るからね。英語。日本が英語をなんとかせねばと言っている間に、海外では英語は当たり前やけど、他言語どーするよ?くらいの認知の差でした。

そして、僕は大学院生として、各国からうちの大学病院に来てた外国人たちに本当に申し訳ないなと思った。オペの説明もろくにできず。カンファレンスも日本語で通して…外国人への配慮はなし。こんなことしてたらいかんわ。恥を晒してるようなもんやで。インターナショナルの人が1人でもいる場合、オペなどの説明は全部英語でされるし、なんならレジデントもわざわざ僕らと話をシェアできるよう英語で質問している。すくなくとも日本もこのレベルには達する必要があるだろう。

もしこのブログを読んでいる人で、少しでも海外に興味がある、英語で海外の人とコミュニケーションをとりたいと思っている人がいるなら、とっとと海外に行ってしまうのがいいだろう。そこから考える方がよい気がする。日本はやはり圧倒的に英語に触れる機会が少ないと思う。

自分の子供達をどう教育するか非常に難しいなーと思う。今後は翻訳機が発達するはずだとか言ってる場合ではない。母国語と英語はできて当たり前。このレベルになっておく方が、どんな職についたって、持てる選択肢が全く違うだろう。

ガラパゴス化してる場合ではないのだ。

結局セブンイレブンで、バーモントカレーを買って食べた。美味しい。日本の会社って天才やと思う。全世界で認められるジャパニーズブランド。なのに、この国内でのインターナショナル要素のなさ。母国ながらなんとも不思議な国だが、いつの間にかゆっくりと腐っていってることに気づかなければならない…

 

台湾留学45日目 ブレストリコンストラクション

今日はジョウ先生と最後のオペ。来月からヤオ先生フォローに変わる予定。そして来週からジョウ先生はヨーロッパに行ってしまうので、いない。今日で最後。1ヶ月程度でしたが、大変お世話になりました。本当にいい人。気前がよくて、活動的で、愛想が良くて、いつも楽しそう。どー考えても上司にしたい人ランキング1位だろう。

1件目OGS!!まだまだいろんな発見があります。だいぶ手順も覚えたので忘れずにいなければ。そして、今日の人は神経が本当に外側かつ下の方にあって、スプリットが大変でした。

2件目なんと、ブレストリコンストラクション。(17時すぎてるが、今から全身麻酔。)体中の脂肪を吸引。そして、ブレストに注入。美容外科医の友達が脂肪吸引大変と言ってたが、本当にとんでもないわ。大変。腕がめちゃめちゃ疲れる。これはすごいわ。でも出来上がりをみて、こんな小さな傷で(5mm程度が数ヶ所)、こんなにチェンジできるのなら、本当に良き方法だなーと思いました。みんなが脂肪吸引したがる気持ちもわかる。こりゃハイテクだわ。

バスの時間がやばいとジェアと猛ダッシュでバス停は。夜の23時に晩御飯=マクドナルドにありついた。ビックマックって世界共通でうまいよなー。人を幸せにするわ。

 

台湾留学44日目 アパート

今日は初、チェン先生という女性のOGSドクターのアシスタントに入る。というのも、昨日チーフレジデントのギャリが、明日暇ならそのオペのヘルプについてくれないか?と頼んできた。もちろん!と速攻でこたえた。

チェン先生とはほとんど話したことがないので、緊張したが、すごく気さくに話しかけてくれた。そして、オペはとても上手。というか、めちゃめちゃ丁寧。こっちにきて、ジョウ先生もヤオ先生もオペ上手だなーベンディング綺麗だなーと思っていたが、チェン先生はそれを超す丁寧さ。まじでピターッと合うまで骨のコンタクトにしろ、ベンディングにしろきれいに行う。わずか0.5mmくらいの隙間に骨移植をしているのをみて、もう言葉も出ない。絶対ジャポーネしてねーぜ笑 しかし、これが、下顎頭のポジションをよりナチュラルな位置にするのかなと考えると、納得もいく。

と言うわけで非常にいい経験ができたのだが、オペ中に、寮はどうだ?と言う話になった。僕がいびきに困ってる話をすると、アパート探したら?とのこと。そして、オペ終わりにラインを聞かれて交換。いいアパートがあったら送るわと。ありがとうございますとは伝えたものの、本当かな?と思っていたら、なんと深夜にこれはどうだ?と3件くらい送ってくださった笑 このままアパートレンタルか?笑 までも、確かにずっと寮は無理な気もする。たまには1人で静かに寝たいよなーと。と言うわけでアパート話が進展したらまた日記に書きますね。

今もデバのいびきが横で鳴り響いてる…