双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学49日目 解剖

チェン先生のオペだった。チェン先生、長身の女医さんで、4.5年前には年間100件以上のOGSをしていたようだ。今はお子さんが生まれ、手術件数は減っている。

チェン先生のオペはひっじょーーーうに丁寧。OGSが力技の手術ではないことを教えてくれる。(そもそもこちらの台湾では半分は女医さんがOGSをしているので、パワーが不要なことは明らかだ。) 視野をクリアに確保されるので、解剖が非常に見やすい。

今何をしているのか、どういうことを考えているのか、丁寧に教えてくれる。もう少しこちらの英語が堪能なら、なおよいだろうに笑

内側の骨切りラインがどうなったかもきっちり確認するし、(今回は左側が綺麗に切れていた。右側はもう少し内側で切りたかった模様)

骨もぴーったり合わせるし、少しでもあたるならとことん削る。修正修正。プレートのベンディングなんて、もう…もうこれ以上ベンディングしようがないくらいピッタリ合わせる。骨移植もお手のもの。

やはり解剖はとても大事だ。自分が今どこで何をしているのか、そのマップといっても過言ではない。解剖を知らないということは、見知らぬジャングルで探検をしているのと同じだ。いつどこで何が出てくるかわからないし、それにきちんと対応できるかわからない。手術でそういうデンジャラスな状況は非常によくないため、事前にしっかり勉強しておくことが必要となる。

解剖の英語はだいぶ覚えたが、まだふと知らないことがでてくる。正直、解剖の名前がある程度わかれば、何を言ってるかだいたいわかるが、そうでなければ、まずそもそも何に関して話されてるのかわからない笑 みなさんも留学前には、自分が学ぶ分野の解剖は徹底的に英語で学んでおいた方がいいです。

 

手術が終わった後はジェアとリンコウへ。

杏仁豆腐が入ったお茶を飲みました♪ 台湾の飲み物は美味しい。お茶はたまに激甘なのがあるので、それは注意。基本こちらのノーマルの甘さは、だいたいはかなり甘い!!!なので甘さ控えめが好きな人は、本当にレススイートくらいの、ノンシュガーの次くらいのレベルのやつで十分糖分を感じられると思われる。

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