双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学30日目 相部屋

今日は朝からジョウ先生と回診。というか一昨日OGSをした人のチェック。咬合は変化なし。血腫や出血もなく体調も万全とのこと。バッチリでした。

その後は、めちゃくちゃ溜まっていた洗濯物だけ終わらして、それからヤオ先生の手術見学。

その時、寮母さんから急にラインが来た。なになに?「今日からあなたの部屋に一人ルームメイトが来るからね」とのこと・・・ガーン!!!!ショックすぎて、死ぬかと思いました。変な動悸がした。6月来るのはマレーシア人の女の子じゃなかったっけ?確か、ユーランが私の部屋に来たらどうしようと騒いでいたので、完全に女の子と思っていたが・・・まじかー男なんかーい。というわけでフェローのラインで聞いてみる。6月からくるフェロー知ってる?僕の部屋にくるみたいなんだが、と。するとユーランが私と違う部屋でお願いと。そしてチューイが私の後輩のマレーシア人よと。話が通じてなさそうだったので、男だよ?と言ってみる。するとチューイが、マレーシアの後輩が二人くるよ。一人が男で、一人が女よと・・・まじかーい!!!劇的ショック。ガーン。

ここに来て寮で暮らしてわかったこと。一人部屋って大事。そう思うと、うちの大学の海外留学生に提供している寮とか最高やで。一人一部屋、ベッド&デスク付き、トイレ風呂付き、キッチンと洗濯乾燥機は共用やけどそんなん全く気にならない。一人部屋のいいところ。寝たい時間に寝れて、起きたい時間に起きれる。嫁さんには、まぁ無理やったら、マンション借りなと言われた。もちろん無理ならそうするが、ここで一つ釈然としないことがありまして笑 僕、関西人やからね。ケチやからね基本。(ドケチではないが)これいうたらあれやけど、僕以外、み〜〜んなお金もらってるの。大学から給料が出てるか、奨学金か、政府からの援助金か、、とりあえずみ〜〜んなもらってるの。僕調査によると、日本人の給料出てるが一番金額的にでかいな。マレーシアの政府からのお金も、泊まってるホテル聞いたらまあまあ値段するとこやったからまあまあでてると思う。後は大体みんな月13〜15万は奨学金(もちろん返済なし)が出ている。そして僕・・・無収入・・・。仮に、この共同生活が嫌になったとして、自分が出て行くとする。するとこっちは追加でマンションの家賃を払わなあかんくなるのに、もう一人の方は、お金も入ってくるのにまんまと一人部屋を手に入れるわけや。なんか釈然とせん。そして心の中で思う。「頼むから金貰ってる奴ら、外に出てってくれよ」と笑 ま〜そんなん言っても仕方ないんですけどね。そして共同生活が全然大丈夫な人もいるしね。 (わしは基本無理な方やわ。ま1〜2ヶ月ならいけるけど、1年て。)

愚痴をコボしても仕方がないので、もし寮を出ることになったらまた日記に書きますね。

 

ついでにさらにお金の話。みんな給料も奨学金もなく来ていると聞いたら驚く。口を揃えて言う。「僕(私)なら絶対来ないね。なんで来たの?しかも帰国しても昇給とかないんでしょ?」と。まじで全員言う。仕方なしに「For myself」と答えると、みんな半分笑いながら深〜いため息をつくのだ。(若干理解できないって気持ちと、ある意味尊敬って感じの表情。笑)基本的に①お金が出てるor②留学後の昇給が約束されている、でない限り留学なんてしないという精神。なので無収入で自腹切ってくる日本人が信じがたいのだ。(そう言われると自分でも信じがたい笑) 奨学金をアプライしなかったのか?と聞かれ、ポスドク用はいっぱいあるけど臨床留学のがないこと、後は海外の奨学金は先進国にはださないとのことで断られたことなど説明。みんな「日本人はrichだけど、こうなると君が一番poorだねと。」そうなのです笑 しかし、本当にある意味日本人マインドなんやろな〜と。確かにそこまでお金かけてやる必要があるのか?と言われたら、日本人に聞いたら、みんな「ある」って言いそうやけど、海外ではまた違う価値観なんやなと。日本ってこう、身銭を切って何かを学ばさせて頂くみたいな風潮があるけど、それって多分いろんな文化背景もあるやろし(御恩と奉公的な)、あと純粋に裕福やからなんやろな(未来の日本は分からんが)。貯金激減するけどなんとか生活できるもんね。みんなそんな考え、ないね。(誤解を生まないように言っておくが、彼らの志が低いわけでは全くない。どちらかと言うと彼らは自国ではエリートであり、非常に優秀だ。)確かに、うちの大学にPhD取りに来る子達も、なんで日本でとるの?って聞いたら、日本でとる方が自国より簡単だし(そうなんや笑確かに、大学院生の数って需要やからうちの大学も取らせてるイメージ)、帰国したら昇進するわとのこと。なるほど。かなり直結的に事象と結果がつながっている必要があると感じた。今後、海外とのやりとりも増えるやろうし、その辺のマインドは知ってて損はないなと思った。(日本人的考えでは、彼らを引き込めない)

 

そんなんこんなで、今日マレーシア人がくるとのこと。

 

昼からは、ロー先生がシミュレーションのカンファレンスをするということで参加した。ほぼクレフト症例なのだが、難しい〜〜!!!顔をいい感じにすると、このプラン実現できます?って感じになる。シミュレーションはもっと勉強せんといかんわ。

 

そして夕方帰寮し、そのあとはジェアと晩御飯にリンコウへ。今日はちょっと辛いラーメン。美味しかったけど、まぁまぁ辛い!!しかし、ジェアは全然大丈夫とのこと。ちなみにカンボジア人も、マレーシア人も、インドネシア人もスパイシー大好き。みんな辛さに強い。日本にいるときは、自分で辛さに特に弱いと思ったことはなかったが、すみません、国際基準では弱かったです笑

 

帰寮してマレーシア人いるか?と思ったら、なんとスーツケースだけ置いてある。・・・何時に帰ってくるつもりなのか?(今22時)これだから共同生活は・・・

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