双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学22日目 2度目の異文化交流

なんでか昨日あんまり寝れんかった。寝つきが悪くなっている気がする。

今日はルー先生の手術をみる。なんと、口蓋裂→両側唇裂プライマリ→片側唇裂プライマリ→舌弁という、ものすごい過密なスケジュールだ。100%17時に終わることはないだろう。

1例目の口蓋裂は案の定、ほとんど見えなかった笑 昔から思ってたけど、口蓋裂の手術ってまじで見えへんよね。あれ学生とか研修医に外から見さしてるのマジで拷問やと思うわ。何が起こってるか全くわからず、ひたすら横に立っていると。後でダイジェストで写真だけ見してくれってそらなるわ。(ええわって思えるの助手だけやわ・・・せめて。)チラリとファーラー法の最後の縫合ラインだけを確認することができた。

2例目はバイラテラルの唇裂。モリケン法?とのこと。これは勉強要。

3例目はすごく珍しい先天性奇形の子。右半分のアトロフィーがある。でもロンベルグ症候群じゃなかったんだよな〜スリランカ人のアニュシャンが教えてくれたのに忘れた。(全く聞き覚えないんやからメモっとけよ・・・)右の鼻孔が萎縮していてなく、骨や軟骨も歪みが激しい。唇裂は難なく終了したが鼻の孔を作るのが大変そうだった。

4例目はolonasal fistraの症例。舌弁で閉じる。ルー先生が、口唇口蓋裂たくさんやっている先生はみんな言うんだけど、初回の唇裂や口蓋裂の手術よりも、みんなこの孔に苦しめられるのよ、とのこと。

しかしルー先生、毎日遅くまで手術しているが、なんと子供が3人いるらしい。台湾女性はすごい。

19時を回り、リンコウヘ行くバスがぐんと減り時間だ。手術は終了し、チューイとジェアとユーランと4人でご飯へ。このメンバー覚えているだろうか?あの、国の歴史の話や植民地の話になって、日本人はどう考えてんだ?ってなった時のメンバーだ。今日は韓国料理やへ。チゲ鍋を食べる。やっぱりなんだかんだ各国の話になった。笑 面白い。前よりだいぶ言っていることがわかる。インドネシアやマレーシアの成り立ち。各言語は似ているのか?カンボジア後とタイ語の違い。各国の食べ物。などなど。だいぶわかる。そして、もう最近は聞き返すことも厭わない笑 わからん時は3回くらい聞き返してる時もあるかも笑 聞き返すと言い換えてくれて、それでわかることもある。しかし最近わかったことは、まじで全く知らん事の話やったりもするんやなと。適当に頷いてても一生わからんやつ。笑 今日ずっとジャコウネコの話の時が会って、その単語がわからず、なんや?って思ってて、写真見てもフェレット?なに?ってなってたけど、ようやくインドネシアのコーヒーで有名なやつやんって言われて、あ〜〜ジャコウネコねってなった。今日の究極は、なんで日本の円安が進んでいるのか?って質問に答えるのに非常に苦労したが、グーグルさんの力も借りながら、国策で金利が低いからだみたいなことを言えた。一応伝わったと思う。ま、毎日鍛錬と思ってやるしかない。

ちなみに、カンボジアは蜘蛛を食べるし、マレーシアも幼虫とか普通に昆虫食があるとのこと。カンボジアもマレーシアもインドネシアも、みーんな、カエルは当たり前に食べるし、ピジョン(鳩)も食べるわよ!!とのこと。まじか〜〜〜って思っていたが、マレーシア人からしたら日本のもつなべとか、あれ美味しいの?腸を煮てるの?美味しいなら食べてみたいわ、みたいな感じとのこと。食文化も違いすぎておもろい。

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揚げた蜘蛛、食用カエル。