双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾留学23日目 3Dシミュレーション

今日も朝からオペ室へ。でも結構辛い。何が辛いって。まじで毎日ずっと立ってるので、腰が痛い。下肢静脈瘤なりそう。

今日もヤオ先生の手術を見学。今日は、小顎でかつOSASもある患者の2jaw。しかもマキシラをカウンタークロックワイズにグリリと回して、後方が12mmくらいあくシナリオ。まじか。そんなんいけるの??もちろん後戻りが懸念されるため、筋肉を剥がしまくる。プレートも今日は4孔だ。

そうこう言っている間に昼になった。今日はジョウ先生が3Dシミュレーションを教えてくれる。たつがこの前ラボの場所を教えてくれていて助かった。ジョウ先生からのラインは地下二階にいるよ!だけだったので、「え?地下二階?激広なんですけど?」ってなるとこやった。ラボに行くとジョウ先生がいた。後でレジデントも一人来るので、待つとの事。その間、この前ジョウ先生が行っていたインドネシアのミッションの話をしてくれた。レジデントの子がやってきた。ジェリーだった。以前にたつの手術に一緒に入ったことがある。お〜二人は知り合いだったの?とジョウ先生。早速、3Dシミュレーションレクチャーの開始だ。そもそも昔はペーパーサージャリーと言って、横顔のセファロを使って手術計画を立てていた。あとは術者や矯正歯科の経験値。しかし2Dでは実際の3D構造までは把握できない。そこで近年使われているのは CT画像を元に行う3Dシミュレーションだ。ジョウ先生はドルフィンというシステムを使っている。ジョウ先生には直属のアシスタントがついていて、 CTからの画像の取り込み、そして口腔内から撮像して作られた歯のスキャンの取り込み、それらの画像の複合、そして不要な部分の除去、カットラインの設定(ジョウ先生が行うカットラインをよく把握されているとのこと)など全てやってくれるとのこと。(僕はそこも詳しく聞きたかったが・・・笑 自分でやる時はそれをしないといけないってことやんな?笑)まず神経の位置のチェック、そしてランドマークをどこに打つか、セファロ画像やパノラマでみるべき場所、咬合について、そこからU1ショー、そしてroll,yaw,pitchの動かし方、ピボットポイントなど様々なことについて教えてくれた。もはや3Dシミュレーションというよりは、プランニング全体についてだった。初学者はこれからの時代必ず3Dシミュレーションを使った方がいいとの教え。確かに、情報はしっかりあった方が、取り組みやすいと思われる。そして、軟部組織の動きは3Dシミュレーションでは読めないということも仰っていた。まさにその通りと思われます。

レクチャーが終了し、荒くメモったものを忘れないように聖書していたらまあまあ遅くなってしまった。晩飯にリンコウヘ。僕のお世話になっているご夫婦が銀婚式とのことで記念の写真を送ってくださった。おー楽しそう!嬉しい気持ちになる。日本へ思いを馳せる。というわけで日本食が食べたくなったので、グローバルモールのトンカツ屋へ。経営が日本の会社なので、キャベツ・味噌汁・麦飯おかわり自由の、あの懐かしい感じだ。青紫蘇ドレッシング最高!!!千切りキャベツ最高!!!おかわりしました笑 そしてダイソーに寄る。するとモンゴル800の小さな恋の歌が流れていた。思わず口ずさんでしまう笑 我々30代を一気に青春へと引き戻すあの歌には何か魔力を感じるww(多分同世代全員歌える笑)

ほーら、あなたにとって、大事な人ほど、すぐそばにいるの♪

本当にそう思います。自分の銀婚式の日にもモンパチ思い出しそう笑 なんだか楽しい1日でした。

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