双子パパ形成外科医の台湾留学日記

30代の形成外科医が、台湾に留学することになりました。

台湾118日目 バッドフラクチャー

今日も2件!!!

 

そして、今日は2件ともバッドフラクチャーがあるというもんのすごく珍しい日だった。

 

ヤオ先生のオペ、たぶん50件目くらいな気がするが、今までなかった。

 

1件目は3級の、ものすごいラムスがペラペラの人。うっすってかんじ。

ソウが透けてる?って感じです。たぶん骨髄もほぼない。ペラペラペラリ。

そして案の定、慎重に割っておられましたが、

若干亀裂が入っているような…いや入ってるね。コンプリートではないが。

結局その亀裂を挟むような感じで、スクリューを追加した。

 

2件目は歳いった人。

ちなみに、高齢の人は危険とのこと。骨が硬いので一気に弱いとこで割れたりするとのこと。

2件目はなんとゴニオンのあたりが全部ディスタールの骨片に着いたままになってしまった。プロキシマルの方にはエラがないような感じ。

コンダイルは無事なのでこのままとめるのかなーとか思ったが、なんと、切り直しまして、いつも通り内側骨片はグラフト用に採取しまして、プロキシマルの骨片にエラをもどしてワイヤーとプレートで固定しておられました。

 

でないとエラがいい位置にこないとのこと。

 

バッドフラクチャー、もちろん起きないことが素晴らしいことだし、誰も起こしたいとは思ってない。

 

が、チャングンで聞いただけでも今日含めすでに6件…(母数がすごいかずなのでね、パーセンテージは不明ですが) 一定確率で、やはり起きる。

なので、こういった時の対応法を教えてもらうことはとても勉強になる。

 

ふとナルトの名言を思い出した。

 

f:id:futagopapa_prs:20240901203049p:image

ま、これは人生の話なので、

ちょっとニュアンスがちがうんですが、

 

ふと、思い出しましたね。笑